フィリピンの就労ビザ

低スペックなのにシンガポールに移住した「クオッカ仮面」です。

私は日本人が海外移住をする際に、最も障壁となる項目の1つが、現地でのビザ獲得だと思っています。

であれば、どんな国に住みたいかを現実的に考える時には、まずビザの取得条件を調べるべきでしょう。

そこで今回は、日本人がフィリピンで取得できる就労ビザについてまとめてみました。

ビザと就労許可証

フィリピンでは就労を行うにあたって、フィリピン滞在用のビザと就労許可証の両方を取得する必要があります。

  • ビザ:9Aビザや9Gビザなど
  • 就労許可証:AEPやSWP, PWP

この「ビザ」と「就労許可証」を分けて考えるのがフィリピン政府の方針となっています。

一般的に取得されるビザ

9Gビザ(雇用ビザ)

主な対象者

フィリピンで6ヶ月以上の就労を行う外国人と、その配偶者と子供。

有効期間

1〜3年で選択可能。

ビザの有効期限

9Gビザの有効期限はAEPと同一。

取得条件

  • 現地企業との雇用契約(6ヶ月以上のもの)
  • 業務がフィリピン人では代替できない内容であること
  • AEPの取得

ビザの申請者

現地登録企業が「Bureau of Immigration (BI)」へ申請する。

申請期間

約2ヶ月(所要時間は前後する可能性あり)

備考

ビザ承認後に「ACR-Iカード」の取得が必要となる。

9Aビザ(一時滞在ビザ)

主な対象者

ビジネス、医療、観光などの理由で30日以上フィリピンに滞在する外国人。

ビザの有効期限

59日間の滞在が可能で原則1年までの延長が可能。

取得条件

特になし。

就労許可証の申請者

各国のフィリピン大使館

申請期間

約2〜3週間

備考

一般的に取得される労働許可証

Alien Employment Permit (AEP)

主な対象者

フィリピンで6ヶ月以上の就労をする外国人

就労許可証の有効期限と更新

取得条件

  • 現地企業との雇用契約(6ヶ月以上のもの)
  • フィリピンで登記された会社からのスポンサーシップ
  • フィリピン政府の指定するカテゴリーに職務内容が当てはまる方

就労許可証の申請者

現地登録企業が「The Department of Labor and Employment (DOLE) 」へ申請する。

備考

転職したり社内移動があった場合は、新しいAEPを手配する必要があります。

DOLEのウェブサイト:Alien Employment Permit (AEP) | DOLE | National Capital Region

Special Work Permit (SWP)

主な対象者

6カ月を超えない範囲で就労を希望する外国人

就労許可証の有効期間と更新

3カ月有効で1回限り延長可能(更新ではなく延長)

取得条件

  • フィリピンで登記された会社からのスポンサーシップ
  • フィリピン政府の指定するカテゴリーに職務内容が当てはまる方

就労許可証の申請者

現地登録企業が「Bureau of Immigration (BI)」へ申請する。

備考

  • SWPの有効期間中、外国人のステータスは観光のままです。そのため、必要に応じて観光ビザの延長を行う必要があります。
  • SWPを持つ外国人人材が6ヶ月を超えた期間就労する場合は、SWP満了の21営業日前までにAEPを申請しなければならない。

BIのウェブサイト:Special Work Permit – Commercial (immigration.gov.ph)

Provisional Work Permit (PWP)

主な対象者

一時的なビザを所持しているが、就労ビザ(9gまたは9dビザ)申請中にフィリピンで就労を開始したい外国人

就労許可証の有効期間

  • PWPの有効期間は通常3ヶ月間です。1回に限り3ヶ月の延長することができる。
  • PWPの総有効期間は6ヶ月を超えてはならない。

取得条件

  • 現地企業との雇用契約
  • AWPの取得又は9Gビザの申請が進んでいる状態

就労許可証の申請者

現地登録企業が「Bureau of Immigration (BI)」へ申請する。

申請期間

約2~3週間

備考

特になし

BIのウェブサイト:Provisional Work Permit (immigration.gov.ph)

ACR-Iカード(外国人登録証)

Alien Certificate of Registration Identity Card (ACR-I Card)は、フィリピンのBureau of Immigration (BI)が外国人居住者を把握するために発行する登録証です。フィリピンに60日以上滞在する外国人は発行が義務付けられています。

ACR-Iカードの発行はBIで申請書類への記入を行う事で取得可能です。カード発行は申請後5営業日ほどなります。

最後に

フィリピンのビザと就労許可証についてまとめてみました。各々の申請における細かな要件については一部省いている内容もありますので、以下のリンクも合わせて確認下さい。

情報元:DOLE | National Capital Region

Bureau of Immigration Philippines

Temporary Visitor’s Visa for Business Purposes
International Treaty Trader / Investor
Special Non-Immigrant Visa Under E.O. 226

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